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自己否定が止まらないのはなぜ?原因の理解から今日からできる対処法まで 

「気づいたら自分を責めていて、しんどい」
「自己否定が止められないのは、性格の問題なんだろうか、それとも何か病気なんだろうか……」

こんなお悩みを解決します。

本記事の内容

  1. なぜ自分はこんなに自己否定してしまうのか、その原因と心のクセ
  2. 今日から実践できる、自己否定を和らげる考え方と習慣
  3. その自己否定が「注意したいサイン」なのか、見分けるためのポイント

本記事の信頼性

 本記事を監修しているのは、当相談室所属のカウンセラーです。
これまで多くの方から寄せられた「自分を責めるのがやめられない」というお悩みに向き合い、
自己否定的な思考との向き合い方について、心理的なサポートを行ってきました。

自己否定が止まらないのは、決して珍しいことではありません。
多くの方が同じように悩みながら、うまく自分と折り合いをつける方法を探しています。

この記事を読むことで、自分がなぜ否定的な思考に陥りやすいのかが分かり、今日から試せる具体的な対処法を身につけながら、必要以上に自分を追い詰めずに、少しずつ心を軽くしていけるようになります。

目次

自己否定とは?

自己否定している人

自己否定とは、自分自身のあり方を「ダメだ」「価値がない」と否定的に評価してしまう状態のことです。
良い部分も含めて、自分の存在そのものを否定的に捉えてしまうことを指します。

自己否定と自己肯定の違い

自己肯定とは、良い部分も悪い部分も含めて自分のあり方を積極的に受け止められる状態です。
自己否定はその逆で、自分を「認められない」状態が続くことを指します。

自己否定は必ずしも悪いものではない

自己批判そのものは、成長のきっかけになることもあります。
ただし、それが行き過ぎて自分の存在価値そのものを否定するようになると、日常生活に影響が出てきます。

自己否定をしてしまう5つの原因

自己否定の背景には、いくつかの共通した経験があるといわれています。

親から否定されて育った、育った環境の影響

子どもは親からの関わりを通して、自分に価値があるという感覚を育んでいきます。
否定的な言葉を受け続けたり過度な期待をかけられたりすると、自己否定の傾向が強まりやすいといわれています。

カウンセリングの現場でも、「頑張って結果を出しても、親から素直に認めてもらえなかった」という声はよく聞かれます。
子どもの頃に褒められる経験が少ないと、大人になってからも「自分の頑張りには価値がない」と感じやすくなる傾向があります。

友達や兄妹と比較されて育った

周囲の人と比較され続けた経験も、自己否定の原因のひとつです。
「なぜ同じようにできないのか」という言葉の積み重ねが、自分への評価を下げていきます。

「兄弟と比べられて育った」という相談も少なくありません。
比較される経験が続くと大人になってからも無意識に周りと自分を比べてしまい、自分の頑張りを素直に認めにくくなる傾向が見られます。

学校など「みんな同じ」を求められる環境の影響

日本の教育現場では「みんな同じ」であることが良しとされる傾向があり個性や得意分野を発揮しにくい環境が、自己肯定感の育ちにくさにつながるという指摘もあります。

「目立つと注意されるので、なるべく周りに合わせてきた」という背景を持つ方も多く見られます。
自分の得意なことより「浮かないこと」を優先してきた経験が、自分らしさへの自信の持ちにくさにつながっているケースもあります。

過去の失敗や挫折の経験

仕事や人間関係での大きな失敗をきっかけに、自信を失ってしまうケースもあります。
生育環境に関係なく、社会に出てからの経験が原因になることもあるのです。

「学生時代は問題なく過ごせていたのに、社会に出てから急に自信を失った」という相談も珍しくありません。
ひとつの大きな失敗が、それまでの自己評価を大きく揺るがすきっかけになることがあります。

他者からの批判にトラウマがある

激しい批判や、大勢の前での指摘を受けた経験があると、「自分はできない人間だ」という思い込みが強くなりやすくなります。

「みんなの前で強く叱られたことが、今でも忘れられない」という声も多く聞かれます。
一度の出来事であっても、印象が強いほど、その後の自己評価に長く影響を残すことがあります。

自己否定をしてしまう人に多い思考の傾向

自己否定に陥りやすい人

またカウンセリングの現場でも、自己否定が強い方にはいくつか共通した考え方のクセが見られます。
当相談室にいらっしゃる方々の傾向からまとめてみました。

自分に自信が持てず、悪い方向に考えてしまう

「どうせ失敗する」「また悪いことが起きるかもしれない」と、まだ起きていないことまで悪い方向に考えてしまう傾向があります。
例えば、新しい仕事を任されたときに、成功する可能性より先に失敗する場面を想像してしまうようなケースです。

他人と比較して、自分の価値を測ってしまう

自分のことを自分の基準ではなく、周りと比べて評価してしまいます。
同僚が褒められると、自分の成果を素直に認められず「自分はまだまだだ」と感じてしまうことがあります。

完璧を求めすぎて、少しの失敗も許せない

完璧を目指すあまり、少しのミスも「自分はダメだ」という評価に繋げてしまいます。
うまくいった仕事でも、1つでも僅かなミスがあればその仕事全体を「失敗だった」と捉えてしまうような考え方です。

人の評価が気になり、素直に喜べない

ほめられても「お世辞かもしれない」と歪んで受け取ってしまい、他人の評価に振り回されやすくなります。

 自己否定を放置すると、人間関係や心にどんな影響が出るのか

自己否定を「そのうち収まるだろう」とそのままにしておくと、思考のクセとして少しずつ根を張り、日々の行動や周りの人との関わり方にまで影響を及ぼすようになります。
ここでは、代表的な3つの影響について見ていきます。

不安から過緊張、ミス増加、自己否定強化の悪循環

自己否定が強いと不安が過緊張を生み、それがミスにつながりさらに自己否定が強まるという悪循環に陥りやすくなります。

友人や周囲との関係にも影響が及ぶことがある

自分に自信が持てないと人間関係でも過度に相手に合わせすぎたり、逆に人を避けたりしやすくなります。

挑戦や行動を避けるようになる

「失敗するくらいならやらない」という思考が強まり、新しい挑戦を避けるようになってしまいます。

なぜ自己否定を止められないのか

自己否定をやめられない人

自己否定を止めなくてはいけない事は頭では分かっていても実際に止めるのは難しいと感じている人がいます。

では何故自己否定を止めることが出来ないのでしょうか?

ポイントは幼少期の出来事

ここまで何度かお話してきた通り自己否定してしまう習慣は幼少期の出来事が大きく影響しています。

両親からの影響は大きいです。

例えば親から自己表現を否定され続けていたり、事あるごとに行動を矯正させられてきたりする子供は徐々に自分の持っている考え方を否定するようになったり、両親の離婚など子供ではどうにも出来ない出来事を経験して無力感を感じてしまい自己否定に陥る事もあります。

自己否定は「癖」

自己否定をする習慣は続けていくと癖になります。

癖になるとなかなか抜け出せません。

なぜなら自己否定する事はある意味自分にとって楽なのです。

自分や自分の周りの環境に対して向き合って生きていくことは活力が必要です。

環境が逆境であればあるほど大変です。

そうであれば向き合うよりも自己否定をする方が簡単なのです。

向き合うには色んな人と対面したり行動に起こさなければ環境は変わりません。

自己否定する人にとってはどちらの方が楽であるか明白な状況なのです。

自己否定をやめない事にメリットを感じている

このように自己否定を続ける事のデメリットよりメリットの方が大きいと感じれば自己否定を続けてしまいます。

本人は気づいていなくても無意識レベルでメリットを感じて行動しない人もいます。

逆に言うと自己否定を続ける事にメリットよりもデメリットを心の底から感じれば自己否定をやめる方向に動きます

自己否定が止まらないときに試したい考え方

自己否定をやめるためには

自己否定の声が浮かんだとき、無理に消そうとするとかえって強まってしまうことがあります。
ここでは、否定的な思考と少し距離を置くための、3つの考え方をご紹介します。 

その否定的な言葉は「誰の意見か」を確認してみる

自己否定の多くは、もともと誰かから言われた言葉の繰り返しです。
「これは本当に自分の意見だろうか」と一度立ち止まって確認してみましょう。

憧れの人や理想の自分ならどう声をかけるか考える

自分を否定する声が浮かんだときは、「憧れの人ならどう言うだろう」と視点を変えてみることも効果的です。

完璧な人間はいないという前提を持つ

忘れてはいけないことは、誰にでも欠点があるということ。
完璧でなければならないという思い込みを手放すことが、自己否定を和らげる第一歩です。

自己否定を和らげる4つの習慣 

考え方を切り替えるだけでなく日々の小さな習慣を積み重ねることも、自己否定を和らげるうえで大きな支えになります。
ここでは、今日からすぐに始められる4つの習慣をご紹介します。

自分をほめる、感謝の言葉を伝える

小さなことでも自分をほめる習慣、そして「ありがとう」と感謝を伝える習慣は自己肯定感を育てる助けになります。

使う言葉をポジティブなものに選び直す

「また失敗した」ではなく「次に活かせる」と言い換えるだけで、気持ちの向きが変わっていきます。

良かったこと・嫌だったことをノートに書き出す

感情を文字にすることで、自分の状態を客観的に見つめ直すことができます。

欠点を必要以上に見ないようにする

欠点ばかりに目を向けず、「人間だから欠点があって当然」と割り切ることも大切です。

自己否定は、心と体からのサインで

あることも

こんな状態が続くときは、一人で抱え込まないで

自己否定は、多くの場合は考え方のクセとして少しずつ強まっていくものです。
ただし、以下のような状態が続いている場合は、性格の問題として片付けず、
早めに誰かに気持ちを話してほしいと思います。

  • 小さなミスで、一日中気持ちが晴れない
  • 人からの評価が怖くて、行動そのものを避けてしまう
  • 休んでいても、罪悪感が消えない
  • 眠れない日や、食欲がわかない日が続いている

これらは「甘え」や「弱さ」ではなく、こころと体が発しているサインかもしれません。
一人で抱え込まず、早めに話を聞いてもらうことが、回復への近道になります。

自己否定を手放していくためのステップ 

自己否定が出る場面を特定する

どんな場面で自己否定が強まるのか、そのきっかけを知ることが最初のステップです。
例えば「上司に何か指摘されたとき」など、パターンが見えてくることがあります。

事実と自分の解釈を分けて考える

「起きた事実」と「それに対する自分の解釈」を分けて考えることで、思い込みに気づきやすくなります。

小さな「できたこと」を積み重ねる

日々の小さな達成を意識的に積み重ねることが、自己肯定感を育てていきます。
「今日は資料を1つ仕上げた」という程度のことでも、丁寧に自分で認めてあげましょう。

自己否定と向き合うためのカウンセリングという選択肢 

メンタルの不調のお悩み

一人で抱え込むのが難しいときはカウンセリングを

自己否定は、一人で向き合おうとするほど、かえって深まってしまうこともあります。
逆に誰かに気持ちを話すことで、少しずつ整理されていくものです。

一人で抱え込むことがつらいと感じたときは、専門のカウンセラーに気持ちを話してみるのも一つの方法です。
シャンティこころの相談室は、岐阜の各務原と名古屋にあるカウンセリングルームです。
自己否定や人間関係の悩みはもちろん、職場でのメンタルの悩みまで、幅広く対応しています。
精神薬などのお薬は使わず、カウンセリングを通して悩みの解決をサポートしています。

「今の自分だけでは、なかなか解決までたどり着けない」。
そう感じたときは、一度ご相談ください。

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