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家族にだけキレるのは病気?病気じゃない?原因を知り対処しよう
この記事を読んでいるあなたは、身内に家族にだけキレる人がいて困っているのではないでしょうか?
家から出ると穏やかなのに、なぜ家族に対してだけキレるのか、理由が分からない…
昔の穏やかなあの人に戻って欲しい…
このようなお悩みはないでしょうか。
実は、家族にだけキレる人は病気など何らかの原因で苦しんでいるのです。
今回は、家族にだけキレる人の原因と、対処法を紹介します。
キレるイライラや怒りの原因とは?
家族にだけキレる人は、元々の性格や、体の痛み、一時的な心身の疲れなどが影響している可能性があります。
具体的なよくあるケースとしては、以下のような原因が考えられます。
- 口うるさい家族と同居している
- 家事や育児の負担を自分一人が抱えている
- 自分の時間を作れていない
- 仕事でストレスを抱えていて、家で発散している
「イライラする」、「怒りが湧いてくる」といった感情は、良くないイメージを持ってしまうかもしれませんが、必ずしも我慢するべき感情とは言えません。
「イライラ」や「怒り」は、「〜すべきだ」「〜すべきでない」といった思考からや、自分を守るために現れる二次感情です。
「イライラ」や「怒り」の前には、「苦しい」、「不安」、「辛い」といった感情があります。
人との関係でのストレスや、理不尽な出来事など、日常生活にはストレスで溢れているため、時にはイライラや怒りが湧くことも仕方がないことです。
怒りやイライラの感情があることで、家族に対しての関係がうまくいかなかったり、仕事や家事でパフォーマンスを発揮できなくなったり、生活に支障が出てしまったり、問題視されやすい感情と言えます。
家族にだけキレる原因は?
イライラや怒りの原因を紹介しましたが、具体的に家族に対してイライラや怒りが湧くシチュエーションはどのようなものがあるのでしょうか?
家族が過干渉
家族が過干渉すぎるパターンです。
家族といえど干渉されすぎると、鬱陶しいと感じます。
家族として一緒に暮らしているとはいえ、考えている事や、やりたいと思っている事は、全く異なります。
過干渉すぎると、これ以上干渉してほしくないと思い、イライラをぶつけてくるのです。
相手の意思を尊重して、一方的に考えを押し付けないようにしましょう。
ストレスが溜まっている
忙しくしているなど、疲労やストレスが溜まっていると、イライラしやすくなってしまいます。
そのような状態だと、普段は何も思わないことでも、精神的に余裕がなくなってしまうのです。
疲労やストレスがたまる原因には、仕事の内容や勤務時間の変化など、いままでの生活との変化が起こっているかもしれません。
相手の状況の変化に注目して、支えてあげるといいでしょう。
自分の思い通りにしたい
イライラしやすい人の中は、「上手くいかないことを思い通りにしたい」という思いがある人がいます。
そのような人は、自分が怒れば周りの人が願望を実現してくれると思っています。
全てを思い通りにしたいという思いは、幼少期の家庭環境が影響していると言われています。
子供の頃に家族からモラハラを受けたり、父親が母親へ罵声を浴びせている場面を日常的に目撃している場合などに、自分が大人になってから、家族に対して無意識にモラハラをしてしまうのです。
弱いところを見せたくない
家族に対して、弱みを見せたくない、恥ずかしい、劣等感を感じる場合など、怒ることでそれを隠そうとする人がいます。
気持ちが繊細な人や、自分を大きく見せたい人にそのような傾向が見られます。
自分の気の弱さや、自信の無さを隠したいという心理があります。
アダルトチルドレンとの関係
機能不全家族や養育環境が充分に整っていない環境で育ったことで、心に傷を負ったまま成人し、自己肯定感の低さや人との関係でのトラブル、情緒不安定などで生きづいと感じている人のことを、「アダルトチルドレン」と呼ばれています。
幼少期から家族との関係が良くなかったため、成人してからも家族へイライラしてしまう要因の一つとなります。
本来であれば家族から受けられるはずの十分な教育や愛情、コミュニケーションなどが不足することで、人への信頼や安心感を得ることができず、周りの顔色をうかがったり、自己表現が極端になったりします。
家族から怒られないためや、家族から愛してもらうために、感情を抑えたり、爆発させたりするので、時として家族に対してイライラしてしまうのです。
家族に対しての行き過ぎたイライラや怒りが湧いてくる場合は、幼少期の家庭環境を振り返ってみることも大切です。
病気の可能性は?
家族は協力的なのにイライラしてしまったり、子どもや赤ちゃんに対しても怒りを覚える、抑えられない怒りが湧き上がるなど、怒りをコントロールできない場合があります。
そのような人は、怒ってしまった自分を責めてしまうことも多いです。
自分の意図に反して怒ってしまう原因は何でしょうか?
病気の可能性も考えられるので、いくつか紹介します。
うつ病
うつ病は気分障害の一つです。
気分が落ち込みやすかったり、些細なことでキレやすくなってしまいます。
行動的ではなくなるので、家にいる時間が長くなり、家族とのトラブルが増えやすくなります。
発症の原因としては、「脳機能の低下」「脳の働きに不調がある」「強いストレスがある」などが原因で発症すると考えられていますが、はっきりとした原因は分かっていません。
うつ病が疑われる場合は、まずは休息をとることが重要です。
双極性障害
気分が落ち込みやすい鬱状態と、気分が高まりやすい躁状態を繰り返す病気です。
「家族にストレスがある」「自分の気持ちを分かってくれない」といった原因で、キレてしまうことがあります。
双極性障害になると、躁状態の時に、買い物やギャンブルで借金をしてしまったり、他者を傷つけてしまったり、社会生活に支障をきたす恐れがあります。
セロトニンやノルアドレナリンなどの、興奮や幸福を感じる脳内物質が正しく機能していないことが原因と言われています。
肥満傾向にある人や、ストレスが多い人、妊娠・出産などにより、双極性障害を発症するリスクが高まりますが、詳しい原因は判明していません。
PMS・PMDD
PMSは、月経の3〜10日前の間に起きる心身の不調のことを言います。
その中でも「ひどく気分が落ち込む」「非常にイライラする」「拒絶や批判に敏感になる」など、特に精神面で症状が強く出ている場合は、PMDDと呼ばれます。
家事や子育ての負担が多く、家族といる時間が長い場合、不満が溜まってキレてしまう場合があります。
ホルモンバランスの変化が影響していると言われており、生活リズムが乱れていたり、睡眠不足の人、ストレスが多い人は、ホルモンバランスが乱れやすいです。
パーソナリティ障害
社会や文化から外れた思考や認知、情緒、人との関係の在り方などが見られ、日常生活に支障をきたす人格障害が、パーソナリティ障害です。
家族との関係で人への基本的信頼をうまく築けないことから、対人トラブルが起こりやすく、家族を試す行動や、罵詈雑言を浴びせるなどしてしまいます。
適応障害
過度なストレスを受けることで、気分の落ち込みや不安感、体の不調などの症状が生じることで、環境や出来事へ適応が難しくなる精神疾患のことを適応障害と言います。
家族との適切なコミュニケーションが無く、家族からのストレスで問題行動を起こしたり、家族へ暴力を振るってしまったり、暴言を吐いたり、イライラをぶつけてしまいます。
発達障害
生まれた時から行動や知能、認知などに偏りが見られる障害の総称を発達障害と言います。子どもの頃から、感情のコントロールが苦手な特徴があります。
周りと同じような行動をできずに、能力の偏りに辛い思いをしたり、言いたいことが伝わらなかったり、色々なことで悩むことが多く、身近な家族へイライラを発散してしまう場合があります。
依存症
アルコールやギャンブル、ゲーム、薬物などの特定の物事に対して、日常生活に支障が出てしまうほどに依存してしまう状態のことをいいます。
これまでに周りや環境から受けてきた、強すぎるストレスに対して限界がおとずれ、苦しい気持ちから解放されたいと思い依存してしまうのです。
依存症の人は、精神的に不安定で、怒りやすく、依存症を止めようとしてくる家族に対して、暴力的になってしまうことがあります。
自分が家族にだけキレてしまう場合は…
家族に悪いと思っているのに、どうしても自分をコントロール出来ないと、辛いですよね。
そのようなときは、次で紹介することを試してみてください。
一人の時間を作る
一人きりになれる部屋や空間を用意したり、外に出て一人になる時間を作りましょう。
他人に気を使わなくてもよい時間を作ることがポイントです。
イライラをぶつけてしまう家族と離れることにより、感情を落ち着けることができます。
休憩をとる
イライラする原因として、心身の疲労が溜まっていることが挙げられます。
きちんと睡眠をとり、疲労を回復しましょう。
横になって何も考えず過ごすことも有効です。
無理をせず、心身を休める時間を作ることが大切です。
疲労が回復すると怒りがおさまる場合があります。
怒る前に10秒数える
怒りを感じたら、10秒数えたり、深呼吸をして落ち着きましょう。
時間がたつことで、怒りが収まりやすくなります。
怒りをすぐに出さず、コントロールすることで、家族との関係性が悪くなることを防ぐことができます。
家族が自分にキレてくる場合は…
家族が理不尽なことで怒ってくる場合は、内容を聞いているだけでもつらいですよね。
そのようなときは、無理をして話を聞こうとせず、目を見て相槌をするだけにとどめて、相手からの怒りを受け流すようにしましょう。
余裕がある場合は、何に対して怒っているのか、話を聞いていったん肯定してあげることで、相手の怒りをしずめることができます。
誰かに相談することも有効です
怒ってはだめだと分かってはいるけど自分では怒りを抑えられない、何をしてもイライラが収まらない、家族から心配されている、家族との関係が悪くなっている場合など、自分ではどうしようもならない場合は、第三者へ相談することをオススメします。
アダルトチルドレンや病気の可能性がある場合は、カウンセリングを利用することで、これまでの人生を見つめ直し、今後の家族との付き合い方についてアドバイスをもらうこともできます。
自分ではどうしようもならなくなったら、我慢せず相談するようにしましょう。
シャンティお悩み相談室のご紹介
シャンティお悩み相談室は、岐阜と名古屋にあるカウンセリングルームです。
ご自身のメンタルの不調や、ご家族の問題、職場でのお悩み、学校でのお悩みなど、幅広くご相談を承っています。
ご自身が家族にキレてしまう場合、家族にキレてしまう人がいる場合、どちらもご相談可能です。
家族にキレてしまうのは、ご自身もご家族も辛い状況だと思います。
そのような状態をいち早く改善できるようお手伝いいたします。
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